各国の海軍
予習復習いたしましょう。
この事の背景には何があるんでしょうか。
1960年代に各国の海軍では、駆逐艦以上の戦闘艦艇にヘリコプターを搭載して対潜・対艦任務に用いることが始まっていたが、その中で艦の後半分を広大な飛行甲板と格納庫に充当したヘリコプター巡洋艦・駆逐艦が建造されることとなった。1964年にフランス海軍は、ヘリ空母ジャンヌ・ダルク(満載排水量12,000t、ヘリコプター8機)を建造しているが、同艦の前半分は通常の巡洋艦スタイルであり、後年のヘリ空母・軽空母よりもヘリコプター巡洋艦に近いスタイルであった。また同年イタリア海軍は、より小型のアンドレア・ドリア級ヘリコプター巡洋艦(満載排水量6,500t、ヘリコプター4機)を2隻建造している。イギリス海軍もタイガー級巡洋艦(改装後、満載排水量12,800t、ヘリコプター4機)を改装し、後部の砲を撤去してヘリコプターの格納庫を装備している。
この流れは一方では艦の拡大に繋がり、最大の艦であるソヴィエト海軍のモスクワ級ヘリコプター巡洋艦(1967年、満載排水量14,000t、ヘリコプター14機)、イタリア海軍のヴィットリオ・ヴェネト(1969年、満載排水量9,200t、ヘリコプター9機)に至るが、1980年に完成したイギリス海軍のインヴィンシブル級によって本格的なヘリ空母・軽空母へと移行した。
なお、これらの艦は公称がヘリ空母であるジャンヌ・ダルクを除き、通常ヘリ空母とは呼ばれない。
他方、コンパクト化への流れは、最小の艦であるカナダ海軍のイロクォイ級ミサイル駆逐艦(1972年、満載排水量5,100t、ヘリコプター2機)、海上自衛隊のはるな型護衛艦(1973年、基準排水量4,950t、推定満載排水量6,500t、ヘリコプター3機)を経て、しらね型護衛艦(1980年、基準排水量5,200t、推定満載排水量6,800t、ヘリコプター3機)を最後に、フリゲート以上の艦艇へのヘリコプター搭載の一般化に行き着くこととなる。これらの艦は、ヘリコプター運用能力に注目されるものの、ヘリ空母と呼ばれることはない。
引用『ウィキペディア(Wikipedia)』
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